なんでカンボジア?それに胡椒?
カンボジアと聞いてあなたは
どんなことを想像しますか?
僕は
カンボジア=難民
くらいの『貧困極まる国』くらいの
認識しかありませんでした
(認識が古すぎるか(-。-;)
まず
カンボジアってどこ?
ってところから僕はわかりませんでした。
こんなところなんですね。
そもそもなんで急にカンボジア?ですよね。
僕の友人のヒロシくんが
『カンボジアでペットショップをやる』
って話を聞いたのは、去年の夏。
そんな彼を応援し
彼は彼で頑張り続け
僕とカンボジアの関係が生まれました。
そこでカンボジア予備知識を少し。
カンボジアには悲しい過去があります。
あなたも名前くらいは聞いたことが
あるかもしれません
『ポルポトによる大虐殺』
詳しく書くとそれだけで数日分書けそうな
くらいの日本じゃ考えられないような
くらーい歴史なんです。
簡単に書くと、米ソ冷戦の真っ只中の時代
紆余曲折の末に政権をとったポルポト率いる
クメール・ルージュ(カンボジアの人々は
クメール人、そしてルージュとは共産主義を
表す赤色のこと)と呼ばれる共産党が
過激な『原始共産主義』と呼ばれる考えの
元で大虐殺が行われたのです。
『原始共産主義』とは人が皆平等で平和で
あったのは、階級もお金も土地も知識も
持たず狩猟をして暮らしていた原始時代で
あるといった狂った考え方。そして党の
上層部以外の知識層は必要ないとされ
何百万という大人が殺されたのです。
本を読んでるから➡︎知識人だから殺す
メガネをかけてる➡︎知識人だから殺す
イケメンだから➡︎よく分からないから殺す
ってあり得ないような理由で次々と大人を
殺していき、軍も警察も医者も全て
子供が主体になって運営するようになった
のです。なぜなら汚れた考えに侵されて
いない子供なら『原始共産主義』の考えに
染まりやすいからって理由。
信じられないですよね。
でも、わずか20数年前の話。
最終的にはポルポト軍は崩壊しポルポト自身
心臓発作で亡くなり、政権崩壊したときの
人口比率は国民の85%が14歳以下!!
そんなこんなで現在に至るわけです。
(ちょっとザックリすぎる説明ですが)
で
いま、ビジネススポットとしては
熱い視線が世界中から注がれている。
なぜならガタガタになった経済を
立て直すため海外企業の誘致や進出が
ほぼフリーな状態。
なおかつ、税制面でも優遇し参入しやすい
状況が整っているそうです。先ほどの友人の
言葉を借りれば、三丁目の夕日のような
昭和の匂いがしそうな街中でみんながスマホ
を持ち、Facebookなんかをやってる。
日本からも数々の起業家が新天地を目指し
進出してるようで、飲食店など日本ブランド
に対しても非常に好反応で親日国としても
知られるようにビジネスをやりやすい環境が
整ってるそうです。
夢に向かって頑張る彼に遠く離れた函館から
エールを送っています。
英語もしゃべれない
もちろんカンボジアのクメール語なんて無理
海外生活経験ゼロ
の彼がドタバタしながらも着実に前進し
いろんなことを学びながら生きてる。
そんなヒロシくんといろんな話をして
いるうちに僕たちは違和感を覚えた。
多くの起業家は経済成長著しいカンボジアに
夢を見て、現地で一発当てるために
乗り込んでいきます。
言い方は悪いが
要はカンボジアでお金を得ることが目的。
地元の雇用を生み経済成長の一翼を担う
といえば格好いいけど、日本の文化、
考え方、習慣やサービスをカンボジアに
合う形にアレンジしているとはいえ
押し付けてるとも見えなくはない。
そこで僕たちはカンボジアに元々あった
特産品である胡椒がまだ日本国内で
それほど認知されていないことに
気付き、僕たち日本が消費することで
カンボジアに『お金を落とす』ことが
できると考えたのです。
(露骨な表現ですみません)
だから胡椒なんです。
そんな想いを込めています。
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