ハエとおばちゃん


別に僕自身は、潔癖症でも何でもないが、
ご飯食べてる時、ピタッと腕にハエが
止まると、ムズムズするし、
イライラするので「あっち行け!」って
思ってしまう。一方、現地の人に目を向けると、食べてる最中に、まぶたにハエが止まっても無視して食べ続けてる。
「まぶたに神経ないの?」って疑ってしまうくらい平気な顔。さらに増えて、頬にも1匹。増えていくハエに無反応でムシャムシャ食べ続ける。よほど心を鍛えている高僧か、武術の達人かと様子を伺っていると、さっきまであれ程無表情で食べてたのに、ライスにハエがピタッと止まった瞬間、本気でブチ切れてる。

僕には理解できないが、顔はOKでライスはOUTの境界線があったのだろう。逆にライスはOKで顔はOUTの人もいるようだ。しかし、どんな世界にも上には上がいるもので、どちらもOKな人を僕は知っている。

それは、屋台でコーラを売ってるおばちゃんで、注文するとプラスチックのコップに氷を入れてコーラを渡してくれるのだが、「ハイ、どうぞ!」とコーラを渡した瞬間にハエが顔に止まり、僕がお金を支払い、おばちゃんがお釣りを返すまでの間はハエが顔に付いたまんま。「ハイ、ありがとう!」の満面の笑みでの「ありがとう」より、顔に付いてるハエの方が気になるし、おばちゃんの顔をハエが一歩、二歩と歩きながらと移動してる間は笑顔の状態をおばちゃんは、1秒、2秒とキープしてる。羽根あるハエが(飛行機)で、おばちゃんの顔は(滑走路)に見えて来た。
そんなおばちゃんのお食事タイムでは、運転技術が抜群なパイロット(ハエ)は技を見せて来た。
スプーンやフォークを使わず手でご飯食べるおばちゃんが、手でライスを口に運びモグモグしてる間、ハエはライスをモグモグ。おばちゃんがライスを飲み込み、ライスに手を伸ばすと、ハエはおばちゃんの顔に止まり待機。ライスを口に運ぶまで待ってる。そしてまた口に運ぶとハエはライスをモグモグ…がエンドレスで返されてた。
めっちゃ息の合ったコンビの餅つきか!「ペッタン!ハイ!ペッタン!ハイ!」って。
これも1つの愛!
愛には様々な形があるんだ!ありがとう!
ハエとおばちゃん!
ハエがおばちゃんに同化してるのか、おばちゃんがハエよりに同化して行ってるのかは定かじゃないが、腕についた1匹のハエくらいでイライラしてる僕の小ささを感じてしまったのは、内緒の話。
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※今日のこの記事、弘志と即興で今日作りました。
かなりショートバージョンですが(^ω^)
第2巻(弐の巻)に入れるかどうかは未定ですが
こんな感じの「一話読み切り」のお話を、いっぱい詰め込んで一冊にまとめました。

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